Graviteってなに?
Gravite(グラビティ)は、Macintoshのドラッグ&ドロップのルック&フィールをより本物ぽくします。Graviteがインストールされていると、ドラッグ中のオブジェクト(Finderアイコン、画像クリップなどなど)は重力、慣性、摩擦などの力学法則に従ってふるまいます。
- Gravite 2.0.2は Mac OS 7.5.3以上が動作するPowerPC Macintoshで動作します。
- インストールするには、Graviteコントロールパネルをシステムフォルダ内の「コントロールパネル」フォルダに入れ、Macintoshを再起動してください。
- Gravite 2.0.2は無料ですが、ご感想をぜひgrav-jp@wildbits.comまでお寄せください。または、原作者Sylvain Demongeotあてに絵葉書をお送りいただけると幸いです(送付先住所はソフトウェア添付のReadMeに記載)。
Graviteのダウンロード
コントロールパネルについて
- caps lockで切替:ここをチェックしておくと、Graviteの入/切を caps lockキーで変更することができます。
- 重力:重力場の強さをコントロールします。
- ポインタの摩擦:ポインタ矢印の先端における摩擦の強さをコントロールします。
- 空気抵抗:空気の摩擦抵抗の強さをコントロールします。
- サウンド:効果音の再生を可能にします。
- 自由落下:ここをチェックしておいた場合、controlキーを押しながらマウスボタンを離すと、オブジェクトが落下します。オブジェクトは controlキーを離すまで自由落下を続けます。
- 表示品質:表示の品質(アンチエイリアスのレベル)をコントロールします。あまり速くないマシンの場合、表示品質を高くすると動きがギクシャクすることがあります。
- 不透明ドラッグ:ここがチェックされていると、ドラッグ中のオブジェクトの表示が、半透明でなく不透明になります。
技術情報
- Gravite 2.0.2はPowerPC、Drag Manager、Transparencyに対応するため完全に書き直されました。Gravite 1.5のコードは一切使用されていません(Gravite 1.5の日本語版はありません)。
- Gravite 2.0.2 は'SetDragImage'システムコールにパッチを当て、独自のDragDrawingProcをインストールします。
- Gravite 2.0.2 は'OSEventAvail'にもパッチを当て、自由落下を実現しています。このパッチは命令セットアーキテクチャの切替に対応すべくfat形式になっています。
- Gravite 2.0.2 には11種類のビットマップ回転ルーチンが実装されています。スクリーン深度(8、16、24ビットモード)の各組み合わせに対応したものと、オーバーサンプリング(1x、2x、4x、8x、16x)です。オーバーサンプリングは8ビットモードには対応していません。
その他
- Graviteに関する技術サポートはいたしません。バグの修正をお約束することもできませんが、バグの報告は歓迎いたします。grav-jp@wildbits.comへお願いします。
- Graviteは安全無害だと思いますが、一切の保証はいたしません。ご使用は自己責任にてお願いいたします。
- Gravite 2.0.2日本語版は、Gravite 2.0.2英語版を、作者Sylvain Demongeot氏の了解と協力のもとに日本語化したものです。機能は英語版とまったく同一です。余暇を費やしたボランティア的な作業ですので、誤訳や強引な意訳など至らない点もあるとは思いますが、ご容赦ください。開発環境はPowerBookG3 (a.k.a. Wallstreet) 233/14" + Mac OS 9.0.4です。
- Gravite 2.0.2日本語版は、オリジナルのアーカイブ(配布ファイル)に変更を加えないという条件のもと、非商用目的の限りにおいて、再配布していただいて結構です。ただし;
- BBSやFTPサイトなどへの転載に際しては、事後で結構ですので訳者までご一報ください。
- 雑誌付録やCD-ROM等に収録される場合には、作者と訳者に収録物の見本をお送りください。
Gravite 2.0.2 (c) Sylvain Demongeot, 1999-2000.
Japanese version (c) Sylvain Demongeot & E-WA, 1999-2000.
Slider CDEF by Jim Stout.
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